時を遡ること約半年。実質的なプロローグにあたる出来事は春に起こった。それは、この話の主人公・遠見純一にとって非日常的な出来事であり、非日常の始まりだった。
――それは“始まりの季節”に起こった出来事。
「今日始業式で紹介されたように、このクラスに転入生がひと――」
担任が朝のホームルームで最初に話したことはこれだった。
『うぉぉぉぉぉぉっ!』
担任の話を遮って約1名を除く男子生徒全員が叫び、約1名を除く女子生徒全員が期待不安やその他諸々を秘めた口調でざわめき出す。
男子生徒の約1名とは窓際の席に座る僕であり、女子生徒の約1名とは隣に座る根川涼子である。僕が騒がない理由は単なる睡眠不足で、彼女が騒がない理由は単に興味が無いだけである。
といって、別に堅物というわけでもなく、理知的で落ち着いている優しげな一般女子高生である。興味がないだけであり、嫌っているわけではない。この状況を微笑みつつ眺めているのが何よりの証拠である。
「とにかく一旦落ち着け。他クラスの迷惑にもなるだろう」
良く通る担任の言葉で教室の騒ぎは雰囲気のみをその場に留めて消えた。
「じゃ、入ってくれ」
スライドドアを音もなく開いて入ってきたのは女子生徒だった。
彼女は漆黒の瞳を持ち、短くとも艶やかな黒髪を持ち……そして、確固たる意志を浮かべる横顔を持っていた。――ずばり言うなら、結構人気ありそうだなぁ……、と僕は思った。
ふわりと髪を浮かせながら向きを変えた。
「遠見瑞樹です。よろしくお願いします!」
へえ。名字一緒なんだ。『遠見』なんて名字、この辺じゃ珍しいんだけど。
彼女はゆっくりと教室を見渡し、ある一点で動きが止まった。
それに気付いたのかクラス全員が同じ一点を見つめる。
「……え、僕?」
と、やっとその視線に気付いて惚けた声を出したのは、教室の空気が凍り付いてからしばらく経った頃、だと思う。
遠見さんは担任に何やら耳打ちした。担任はそれを聞いて多少困り顔を見せたが、頷いた。
それを見て遠見さんは足取り軽く純一の元までやってきて、
「えっと、何?」
と聞いた僕をほぼ無視して手首を引っ掴むと、
「ちょっとお借りしますね~」
と言いながら机の間を全力疾走し、教室を出た。
「……何やら用事があるらしい」
ドアを閉めた後、担任の声を聞いた。
このような件に関しての行動を起こすまでの時間だけはやたらと短い男子がクラスに1人はいるだろうが、このクラスの場合は全員だった。椅子が動き、床と擦れる音が廊下まで響いた。
「本人から頼まれたんだが、2人が帰ってくるまで席を立つんじゃない」
……と、担任が言うまで誰もその行動を咎めなかった。
この担任の声はやたらと良く通る。周りを自然と静かにさせる能力や、静かになってしまう威圧的な雰囲気を放っているわけではない。単純に声質の問題である。しかし、この下まで響いているかもしれない大騒音の中でも全員が聞こえる声を出せるのは、この教師だけである。怒鳴っているわけでもないのに、自然と誰の耳にも入っていく。そんな声。廊下まで届く。
「まるで、魔法みたいなの」
根川涼子はその声をこう評す。
数秒前までいた教室の音を隣の教室で僕と遠見さんは聞いていた。
「……あの、それで。転校生の方が僕に何の用ですか?」
「あーっ、そんな微妙に堅苦しい口調じゃなくて良いから。それに私は遠見瑞樹。瑞樹で良いよ」
いきなりそんな風に言われた僕はかなり戸惑った。
「僕と前に会ったことがあるの? やたらと親しげだけど」
「いや、無いよ」
そんな風に言われる原因の1つをあっさりと潰される。
「じゃあ何故?」と問おうとした僕が口を開く前に
「私の性格なの。別に面識があるわけじゃないよ」
瑞樹は心を見透かすような発言をする。――ああ、遠慮無く名字プラスさん付けを止めさせてもらった。うん、字数圧縮2分の1。
「そっれっでっ」
何故か音がいちいち弾んでいた。
「当然転校した後の紹介直後で教室を抜け出してきたのはわけがあるのよ」
僕は、そうでなきゃとっくに教室戻ってるよ――と突っ込もうとしたが、彼女はその隙無く続ける。
「私と……来てくれる?」
僕の思考が止まった。むしろ逆回転し始めた。今まで思考のループにあった情報が次々と消されていく。短期記憶から長期記憶に移行しようとしていた情報が思考のループに引き戻され、そして消えた。
内面的な状況ではなく、外面的な状況を述べるとするならば。
僕は今現在、彼女が放った言葉を聞いて以降、平年より少し高い温度によりにじみ出てきた汗を拭おうとした姿勢のままそこだけ時間が止まったかのように硬直していた。
そのまま1分が過ぎ、2分が過ぎ……。
5分が過ぎた頃。彼女は我慢の限界に達したようだった。ちなみに、僕が動いたのはまばたきをするときのみで、しかも5分の間に10回以下しかしていなかった。
「純一ぃっ!」
いきなり名前――しかも呼び捨て――で呼ばれて逆回転していた思考のループが一旦止まってから、正常な方向に回転し始めた。拭おうとしていた汗は既に筋だけを残しており、親玉である水滴は床に落ちていた。それにも拘わらずとりあえず拭ってから腕を降ろすと、再稼働した脳が放った疑問を口に出した。
「それは、どういう意味?」
「『どういう意味?』って、そのままだよ? 一緒に来て、って」
僕には全く意味が理解できなかった
「どこへ?」
どこかへ行くのならば当然どこか行き先があるはずであり、あてもなく行くのであればそれはただの放浪人である。そんな人間に付き合う気は物好き以外誰にも起こらないだろう。もちろん僕はそんな物好きではない。
「うーん、どこへって聞かれても。……そうだなあ――」
そこまで言ったところで、窓が揺れた。
「カノイ、大丈夫だよ。状況を話して。私だって記憶消去ぐらい使えるから」
「え?」
僕は「記憶消去」という言葉に反応した。この場で記憶消去される相手と言えば、自分しかないのだから。
『東3キロメートルから単独魔法反応。現在時速100メートルで接近中。規模は……中』
彼女の首から声が聞こえた。僕はぎょっとした。それから、声の主を捜して首を凝視する。そして、そこに肌と近い色のチョーカーを見つけた。あまりに近いのでよく見ないと分からないほどだった。
本来学校でチョーカーを着用することは禁じられている――正確に言えば、許可されていなければ禁止もされていない。いわゆる『グレーゾーン』と呼ばれる領域に入るものだが、服装でのグレーゾーンは大体禁止となっている――。そのチョーカーに引っ掛けられている少々くすんだ水晶が声を発したのだ。
「了解、カノ――っ!?」
今度は強くガラスが揺れた。僕は向こう側に見える木が全く揺れていないことから風が原因ではないと推測した。それは正解だった。
彼女が身につける水晶は弱いながらも自ら光を発し始めた。僕は『ぱちっ』という音が聞こえたので廊下側を向いた。
――次の瞬間、ガラスを始め、鏡、花瓶など、全ての割れ物が『スパァン』と全く同じ音を立てて割れた。
「危ないっ!」『戦闘準備』
彼女はより窓に近い僕の前に出て『何か』を振った。亜麻色の光が炸裂し、僕が目を開ける頃には飛んできていたはずのガラスが消えていた。
遠見瑞樹は黒い棒――ただの棒じゃない、恐らく『杖』を持っていた。
「……とりあえず、見れば分かるから。来てくれる?」
「……分かったよ」
後々拒否すればこれは無かったことになる。それならば、一度見ておいても良いだろう。記憶には残らないが。
そんな気持ちで付いていった、いや、付いていこうとした僕をいきなり襲った出来事は、
「ちょっと掴まってくれる?」
目の前で人が浮いているということだった。浮いているのは当然瑞樹である。しかも、その手には羽根が付いた杖が握られていた。
差し出された手をとりあえず掴むと、直後、僕の体は吹っ飛ぶような感覚と共に浮いた。
頭から落ちるかどうかを考えていると、クッションとぶつかったような感覚と共に落ちた。しかし、足が地に着く感覚は未だ無く、僕は恐る恐る足元を覗き込んだ。
着地先が無い状態で足は重力に引っ張られ、下に垂れたつま先は床ではなく空中にあった。
僕は浮いていた。重力と反発しているかの様に。
「コントロールは私がするから大丈夫だよ。でもまず、頭の中から『浮いてる』っていう感覚を消して。じゃないとやってられないから」
どうしてやってられないのかの意味が分からなかった。普通恐怖感を消すんじゃないの?
――と突っ込みを入れかけたが、1つ目の文を脳に浮かべたところで景色が変わった。結局また僕は口をつぐんだ。なんだか発言権を失っている気がしてきた。
今は無きガラスを支えていた枠の間をすり抜けて外へと飛び出した。後ろでは様々なものが割れた事によるパニックが起こっていた。それを徐々に遠ざけつつ、僕と瑞樹は飛行機を簡単に抜き去るほどのスピードで飛行を続けた。
前傾姿勢のまま飛び続ける僕の第一感想は次の通り。
――こんなの浮いてるんじゃない……飛んでる! 絶対ロケットか何かで飛ばされてるっ!
「ほら、見えてきた」
指さす先には何もなく、僕はめまぐるしく変化する景色を完全に無視して、そこを凝視した。
「……あ。空間張らないと見えないか――カノイ!」
『了解――“独立空間”展開開始』
杖にはめ込まれたその水晶が光を放つ。
亜麻色の光で視界が全て満たされた。不思議とまぶしさは感じない、柔らかな光だった。
しかし、その広がりは爆発的な速さだった。自転車で行くと1時間はかかる巨大な橋のあたりまで行くと、急に広がるのを止めた。
僕は何故か、違和感を感じた。
『“独立空間”展開完了』
「えっ!?」
カノイが完了を告げる声と共に現れたのは灰色の怪物だった。
一応は人間の体裁をしていた。しかし、人間の5倍はある体は異様なほどの筋肉が付き、そのくせ頭部はやたらと小さい。さらに、その顔は牛と人間を足して2で割ったような形だった。
「あれが、“魔物”。そのままだから覚えやすいでしょ?」
瑞樹がとても簡単に解説していたが、僕の耳は今のところ聞いたことを反対側から流す仕様になっていた。
『巨大で筋肉がやたらとある人間なようでそうでないもの』を初めて見た人間であれば、身がすくんでしまうのが普通である。
「あ、あ、あ、あ……」
「まあ、見てて。あれぐらいだったらすぐ倒すから」
「た、倒す!?」
どこからどう見ても普通の女子高生である、否、『だった』遠見瑞樹がこの化け物を倒す? 一般的な観点からしたらまずあり得ないことだ。
が。
「そ。――ん~? 大丈夫だよ。こんなことこれまで何10……いや100ぐらいやってるから」
笑顔で言う瑞樹の顔を僕はただ見ていた。漠然と、なんだ……と、僕大丈夫かな……と。
「カノイっ!」
『了解。強化、開始』
杖から流れ出た亜麻色の光が瑞樹を足元から包み込んだ。徐々に全身を亜麻色に光らせ、そして、全身を包み込む。
『完了。杖強化』
杖そのものが光を発し始める。黒い杖の全身から放たれる亜麻色の光は、どこか幻想的な雰囲気を漂わせていた。黒い翼を持った白い天使のように見えるその姿は、まさか、これから魔物を真っ二つにするものとは思えなかった。
『完了』
それが、1秒ショーが始まる合図だった。
瑞樹は僕の飛行力場をそこから魔物へ少し近づけた場所で静止制御を行いつつ、空気を蹴った。魔物と一瞬で接近すると、てっぺんから杖を振り下ろし、そして降下した。杖は魔物の体を抉っていた。
瑞樹が地面ぎりぎりまで降下した。降下を止めると、また空気を蹴る。杖が魔物から引き抜かれた。
直後、魔物は頭から真っ二つに割れ、中央部から黒い煙が吹き出した。
惰性で微妙に動き続ける怪物の腕が、その場に留まり続ける重石が弾け、消えた瞬間にあらぬ方向へと飛んでいった。放物線を何かの粉で描きながら飛び、地面と激突した瞬間に散った。
――というのは、後々瑞樹に説明を求めて得られた情報だったりする。
『“コア・エレメント”消失。魔法反応消失――確認済み敵勢力全滅を確認。空間内に新規魔法反応無し――戦闘終了』
「終わりっと」
杖を軽く振ると、杖が纏っていた亜麻色の光が振り落とされた。
『戦闘態勢解除。会話プログラム、起動』
「これが、私たちがやってること。魔物退治って感じかな?」
僕は目の前の状況を理解できていなかった。何故魔物が割れて、そして消えたのかを理解していない。そもそも、さっきまで隣で浮かんでいた瑞樹が今目の前で笑っている理由すら知らない。
目の前の人物の正体をいきなり明かされ、いきなりこの出来事に出くわしても、全く動揺しない人間といえば、もはや感情がまるっきり欠落している人間だけである。僕にはしっかりと感情が生き残っており、その笑顔を『はぁ?』と、見つめていた。
漫画か何かの主人公並みに不可解かつ理不尽な出来事に出くわしたために、もうこれで一生こんな事はない……というかないで欲しいと願った僕だった。
「カノイ。戻って良いよ」
『あ、うん』
『確かに存在する』という印象を与える漆黒の杖。それが、『とても不安定』という印象を与えるような光に変化した。杖に埋め込まれていた水晶は弱い光を放ちながら瑞樹の首までゆっくりと飛び、チョーカーに目立たないようにつけられている特殊な留め具にかちりとはまった。杖の方は、静かに『分解』していた。それが空へと昇る様子は、雪が降っている映像を逆再生しているようだった。
「私が、純一に来て欲しいって言ったのは、君に『能力』があるからなんだ」
瑞樹はいきなり話し始めた。
「能力……どんな?」
僕は先ほどまで理解しようとしていた事柄を放り出して、今はただ会話に専念していた。その割に呼び捨てにされていることに気付かないが、そのことはもはや後回しになってしまったのだろう。今考えると我ながら不思議だった。
「『アンプリアック』っていう、契約者の魔力を増幅させる力」
しかし、結局、僕の理解度はゼロに戻った。
「能力を発揮するには、契約した上で、出来る限り近くにいなきゃならない」
瑞樹は少し顔を俯けた。
「悪く言えば、君を『利用する』ってことになるんだけど……でも――」
「分かった」
僕は『分かった』と言ったが、実際は分かっていない。この理解不能な出来事の連続に、『理解』という行為を放り出したのだ。
「え……?」
俯いた顔をさっと上げ、驚きと疑問の混じり合った表情を見せ、
「……良いの?」
「自分から聞いておいて、何を言ってるのさ」
次に、最も高いところまで上った太陽の様な笑顔を見せた。
「わぁぁぁっ! ありがとーーっ!」
僕の手を握ってぶんぶん振った。浮いている僕はそれに合わせて全身が揺れ動いた。
「――早速だけど契約しても良いかな?」
「えっと、別に良いけど。というかそもそも契約って何か知らないし」
僕は何となく本調子に戻りつつあった。何故かって? そりゃあ、吐き気が引いてきているからだろう。
「分かったっ! じゃあ、一旦降りるね」
杖を通した瑞樹のコントロールで飛行力場ごと降りていった。
そして、飛行力場を解散した。地面以外の場所にいるための力を失った僕と瑞樹は、高さ数ミリメートルの地点から落ちた。
聞こえるか聞こえないかという小さな音を立てて着地した。
「カノイ、『アンプリアック』能力者との契約手続きを」
『了解、瑞樹』
水晶が発する人の温もりを宿した声を僕は初めて聞いた。少年の声。まだ声変わり前の幼げな声だった。
その声と同時に水晶が光る。――水晶が光るのは、何らかのアクションを起こしている証ではないかと考えていたが、後々それは本当だと分かった。
地面に2つの黄土色をした輪が光った。
外側にある輪は、とても細い線。内側にある輪は、とても太い帯。その2つがまだらな模様――文字にすら見えない、本当の『模様』――を浮かび上がらせながら、それぞれ逆の方向に回転していた。
「純一、ここに立って」
瑞樹が指差す先は帯の上だった。
「ここで良い?」
「うん。本当は帯の上ならどこでも良いんだけどね」
言いつつ瑞樹はその向かいに立った。2人の距離はまさに目と鼻の先。自然と僕の顔が自分でもはっきりと分かるほど赤く染まり始めた。
「純一、何向かい合っただけで顔赤くしてるの?」
「べ、別に」
「じゃあ、契約始めるね。カノイ、よろしく」
『分かってるよ』
しかし僕は顔を逸らさなかった。口を一文字に結んではいるが。
「純一、抵抗しちゃだめだよ? 契約に失敗するから」
「あ、うん」
「ねえ、純一……。私ね、一目惚れしちゃったみたい」
「は……?」
僕の結んでいた口が開くのを、瑞樹は見逃さなかったようだ。
さっと僕に抱きついた。
僕が「何するの!?」の「な」を言う前に、瑞樹は顔を近づけ、そして、自分の唇と、僕のそれを重ねる。
いわゆる、キス……というものだった。
僕は反射的に体を反らそうとしたが、瑞樹の言葉をふと思い出した。
『抵抗しちゃだめだよ? 契約に失敗するから』
僕は、結局そのままおとなしくしていた。果たしてこれは本当に契約なのか、と考えることはしなかった。
――一応、初めてだったんだけど。
『契約』
カノイが声を出すと、輪の外線が強く光った。
『契約、完了』
光が収まってから数秒後、瑞樹が僕を放した。
「瑞樹、一体いきなり何するの!?」
「何って、契約だよ。今のが契約」
あっさりと言い放つ瑞樹を、ただ怒りながら、呆れながら、驚きながら、僕は黙って見つめていた。
『瑞樹、純一。“エレット”を』
いつの間にか手に握られていた石を見る。その水晶と同じ、少し曇り気味の水晶だった。
「契約の証だから、無くしちゃだめだよ」
言いながらチョーカーに取り付けた。どうやら留め具は2つあったようだ。
「分かった……」
僕は制服の胸ポケットに入れた。
「それじゃ、よろしく。純一」
「よろしく、瑞樹」
瑞樹が差し出した手を僕は握った。
(これから、大丈夫なのかな……)
少し困った顔をした僕――遠見純一と、
「これで怖いもの無しだよっ!」
どこまでも晴れやかに笑う遠見瑞樹。
僕と彼女には、これから……まあ、色々あるわけだ。その“契約”上、どうしても僕と彼女は一緒に得ざるを得ないから。
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